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VMwareを使う

VMwareを使ってWindows上でLinux(特にKnoppix)を動かす方法です.

インストール

VMwareはあるOS(x86系)上で別のOSを動かすソフトで, VMwareのサイト で最新版(VMware Workstation 4)の評価版をDLして使うことが出来る.(30日間)
今回はWindows上でLinuxなどを動かしたいので, 評価版のページ からDL(Workstation 4 for Windows 日本語版)&評価用シリアルを取得する.
Linux上で別のOSを動かすWorkstation 4 for Linuxもある.(ただし英語版のみ)

インストールは簡単です.EXEファイルをダブルクリックしてインストールする. シリアルナンバーの入力を求められます.

Linuxのインストール

新しくLinux(というか別のOS)をインストールする場合,「ファイル」から「新規」→「新しい仮想マシン」 でウィザードに沿って進む.
注意ですが,仮想ネットワークですが,ルータの下でDHCPからIPアドレスを自動的にもらっている場合は, 「ブリッジ」を選びましょう.そうではなく,プロバイダ等からグローバルIPをもらっている場合は 「NAT」を選びましょう.そうしないとインターネットにつなげません.

あとは通常のインストールでよいと思います.ディスプレイに関しては注意する必要があるみたいである. 次を参照.

インストール時に,設定を変えることでCDを直接使わずISOイメージからインストールすることも出来る.

VMware Toolsをインストールする

Xを起動したり,仮想マシンとホストマシンのやり取りをするのに,必要となるらしいVMware Toolsをインストールする.
ここ を参考にすると良い.
注意点は作業するときに,Xが起動しているとだめなので, テキストログインするようにする.方法は, ここ を参考.(かなり手抜き名説明だ・・・)

さて,VMware Toolsがインストールできたら,起動時(ログイン時)に自動的に起動させる.
KNOMEとかKDEとかなら,簡単に自動起動できるようですが,今回は, /etc/X11/xinit/xinitrc.d/vmware-toolbox & に
#!/bin/csh -f
/usr/bin/vmware-toolbox --minimize &
を記述すると良い.--minimizeで最小化で起動させられる.
あとは,万一,途中で終了させてしまったときのためにショートカットを作っておいても良い.

KNOPPIXをVMware上で動かす

最近,1 CD Linuxが注目されている.このKNOPPIXも1 CD Linuxで,CDブートで簡単にLinuxが動かせる. デスクトップとかの設定はFDに,またファイル等はHDDに保存やSSHで外から吸い出したりすることが出来る.
KNOPPIXは,産総研のKNOPPIXのページからDLできる. 2004年1月15日現在,バージョンは3.3のようである.

なぜKNOPPIXのことがVMwareのページにあるかというと・・・, この1 CD LinuxであるKNOPPIXをVMware上で動かそうということである.
理由は簡単です.普段使っているマシンである, Victor InterLink MP-XP7220
にはCD-ROMドライブがないから.また,VMwareでLinuxを動かすにしても,容量が少ないほうがいい. ちなみにRedHat9とかをVMware上にインストールすると2GBとか取ってしまう.(VMware上じゃなくても一緒か・・・) なので,1 CD(多くても700MB)であるKNOPPIXを使いたい. ちなみに,ISOイメージは約690MB.
VMwareでの設定は,CD-ROMドライブを物理ドライブや(Windows上で仮想CDを使っている場合は)仮想CDドライブ を使うのではなく,CD-ROMにISOイメージを設定する.(起動時に読み込むデバイスの順を変える必要もあるかも) また,FDドライブは空のイメージファイルを設定する.
そしてKNOPPIXを起動します.起動後,FDをフォーマットする.
# fdformat /dev/fd0
# mkfs -t ext2 -m 0 /dev/fd0H1440 1440 
としました.ここより
これでKNOPPIX上で設定を変更したものをFDに保存できる. 保存は,「KNOPPIX」のメニューから「Configure」→「KNOPPIXの設定を保存」で 保存する設定ファイルの種類を選択し,保存用のディレクトリでフロッピー(/mnt/floppy)を選択すれば保存できる.
起動時にboot: に続いてknoppix floppyconfig と入力すれば保存した設定で起動される. スクリーンサイズを変えたいときは,screen=800x600 とかしましょう.掛け算記号はローマ字のx. また,キーボード配列は英語キーなので,=はひらがなの「へ」のキー.

さて,ssh接続ですが,KNOPPIXでは,「KNOPPIX」のメニューから「Services」→「Start SSH Server」 でrootのターミナルが上がり,sshサーバが起動. 初回起動だけはssh接続のパスワードを求められる.(user名はknoppix)
また,rootになるのには「KNOPPIX」のメニューから「Root Shell」.

KNOPPIX on VMwareでVMware Toolsを使う

やはりVMware Toolsが動いていないと,マウスの仮想マシンとホストとのやり取りが不便. KNOPPIXでは基本的にXが起動することや(boot: knoppix 2 でconsoleで起動するけど・・・), deviceの読み込みなど,通常のLinuxとだいぶ違っていることもあり, でやったようには上手くVMware Toolsをインストールできませんでした. (能力不足とも言えますが・・・)
そこで,別マシンで設定したVMware Toolsのファイルを使っちゃいましょう. (インストールされたことにはなりませんが,マウスのやり取りだけは出来るようになります!)
/usr/bin/ にvmware-toolbox というファイルがあるので,これをsshとかで取り出します. そして,KNOPPIXに移します.やはりsshで移すのが楽.
ここらか苦戦しました.FDにそのまま保存しておいて,ショートカットを作って 起動ごとにそれをクリックしてVMware Toolsを起動していたのですが, 起動ごとにショートカットのアイコンがリセットされてしまうのと, やはり自動的に起動させたい.ということで・・・
苦戦.
結局,デスクトップ上にvmware-toolbox のファイルとアイコンファイル(任意) を置いて,KDEのメニューで自動起動を設定した. FDに置いたままだとKDEの自動起動は上手く行きませんでしたね. KDEの読み込みとFDのマウントの順の問題でしょうか・・・?
最後に,KNOPPIXの設定を保存をするときに,「Desktopに含まれる全てのファイル」を選択するように. ただし容量に注意.他のファイルとかを置きすぎるとFDに収まりきれない事があるようである.
以下追加です
次の設定をすれば,もっと上手く行くようである.

Knoppix on VMwareでUSBメモリを使う

たまたま,USBメモリ(32MB)があったので,Knoppix on VMwareでこれを使って見ようと思う.
まず,USBメモリをUSBポートにつないでおく. VMwareを起動して置いた状況で, メニュー(コントロール)の「編集」→「取外し可能デバイス」→「USBポート」の「M-Systems USB device」(かな?) をクリックすると,USBメモリがホストの接続からVMwareの接続に変わりる. これで準備完了.

さて,僕の環境では,このUSBメモリは/mnt/sdb につながれた. ここに自分の設定ファイルを保存します.保存方法はにあるとおり.
また,HomeディレクトリをUSBメモリにする方法もある. 「KNOPPIX」のメニューから「configure」→「継続的なKNOPPIXホームディレクトリの作成」を選び, 指示に従えばよい.全ての領域をフォーマットはせず,適当な領域を指定する. また暗号化は特にする必要はないと思われる.
この場合,USBメモリの領域にしていた容量だけ,イメージファイルが作成され, 読み込まれる形になる.これだと,その容量だけは,Windowsなどから使えなくなってしまう. (この方法ではなく,直接データの読み書きをする方法もある.この場合,Homeは・・・どうなるのだろう)

さて,この設定ファイルおよびHomeディレクトリを起動時に使えるようにする. 注意点は,仮想マシンのスイッチを入れたときにはUSBメモリを認識していないということである. boot: と出たときに,knoppix myconfig=/mnt/sdb home=/mnt/sdb もしくはknoppix myconfig=scan home=scan と入力するのだが,このときに,USBメモリを認識させておくことを忘れないようにする.

VMwareでVine3.x

どうも,VMwareにVine3.xをインストールして,VMtoolsをインストールしようとすると, エラーが出てきてうまくインストできないようです.
検索をかけたら,このサイトに行き着きました.
このサイトで紹介されているパッチを保存して, 「VM」→「Install VMware tools」,「Install」とした後に,
# cd /tmp
# tar zxf /mnt/cdrom/vmware-linux-tools.tar.gz
# patch -p0 < vmware-4.5.2-vine3.0beta.patch
# cd vmware-tools-distrib
# ./vmware-install.pl
とするとうまくいくということみたいです. 実際この方法でうまくいきました.
ただし,途中でXが立ち上がったままだとまずいので,init: 3に変更しました.
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