月刊LinuxWorld2005年5月号に
「主要コマンドを一気に覚える コマンド制覇への道[総集編]」という記事があったので,
自分なりによく使いそうなコマンドをまとめてみました.
コマンド
ls ディレクトリ内容の表示
-F:ディレクトリ/,コマンド*,シンボリックリンク@の記号をつける
-a:隠しファイルの表示
-l:パーミッション,ファイルサイズ,更新日時など詳細情報表示
-h:ファイルのサイズを表示
-d:ディレクトリの名前をリスト表示
-t:ファイルを更新日時順に表示
-s:サイズも表示
-r:アルファベットや更新日時の逆順に表示
-v:ファイル名に含まれる番号順に表示
-tu:最終アクセス日時順に表示
cp コピーコマンド
-i:上書き許可メッセージの表示
-p:オーナーやパーミッション,更新日時を保持したままコピー
-R:ディレクトリごとコピー
-d:シンボリックリンクをシンボリックリンクとしてコピー
-a:-d+-p+-R
mkdir ディレクトリの作成
-p:階層の深いディレクトリを一気に作成
-m パーミッション番号:ディレクトリの作成時にパーミッションを指定
rm ファイルの削除
-i:削除確認メッセージの表示
-r:ディレクトリを丸ごと削除
-f:確認メッセージを表示させない
rmdir ディレクトリを削除
削除できるのは空のディレクトリのみ
cat ファイルの内容を画面表示
-n:行番号指定
less ファイルの内容を1画面ずつ表示
操作
B:前の画面
Q:終了
/文字:文字の検索
N:直前に検索した文字を下へ再検索
Shift+N:直前に検索した文字を上へ再検索
H:Help
v:viに移動するっぽい
lv ファイルの内容を1画面ずつ表示
スペース:次画面
B:前の画面
Q:終了
/文字:文字の検索
N:直前に検索した文字を下へ再検索
Shift+N:直前に検索した文字を上へ再検索
find [検索開始ディレクトリ] [ファイル名などの検索方法] ファイルやディレクトリの検索
locate findの高速版
-name ファイル名
-atime [+-]数字
-user ユーザ名
-pem パーミッション
など
pwd 現在のディレクトリを表示
ln リンクを作成
nkf 文字コードと改行コードの変換
-j:文字コードをJIS
-e:文字コードをEUC-JP
-s:文字コードをShift-JIS
-w:文字コードをUTF-8
-Lu:改行コードをLF
-Lw:改行コードをCR+LF
-Lm:改行コードをCR
-OW:ファイルを上書きして変更
wc 行数,単語数,文字数(バイト数)のカウント
-l:行数
-w:単語数
-c:文字数(バイト数)
-L:最も長い行の文字数表示
grep 特定の文字や単語を含む行を抽出
-c:文字数がマッチした行の数を表示
-l:大文字小文字を区別しない
-n:指定した文字がファイルの何行目にあるかを表示
-r:指定したディレクトリ下のすべてのファイルを検索
egrep 多様な正規表現を利用できるgrep
zgrep 圧縮ファイルを検索対象にできるgrep
diff 2つのファイルを比較し変更点を表示
gzip gzipで圧縮
-[1-9] 圧縮レベルの指定(デフォルトは6)
gunzip gzipで圧縮されたものを伸長する
bzip2 bzip2で圧縮
bunzip2 bzip2圧縮されたものを伸長する
zip zip形式のアーカイブを作成
zipinfo zip形式のアーカイブに格納されたファイルの一覧表示
unzip zip形式のアーカイブを展開
tar TAR形式のアーカイブを作成・展開する
-c:アーカイブの作成
-t:アーカイブに格納されたファイルの一覧表示
-x:アーカイブを展開
-k:展開時に上書き禁止
-r:アーカイブにファイルを追加
-v:詳しい処理内容
-f:アーカイブのパスを指定するためのオプション
-Z:compressで圧縮・伸長(.tar.Z)
-z:gzipで圧縮・伸長(.tar.gz,.taz)
-j:bzip2で圧縮・伸長(.tar.gz2)
ps 実行中のプロセス表示
-e:すべてのプロ背負を表示
-f:詳細情報を表示
-H:プロセスを階層表示
-w:1行に入りきらない場合に折り変えず
-a:制御ターミナルを持つプロセスを表示
-u:指定したユーザー名やユーザーIDのプロセスのみを表示
-U:指定した実行ユーザーのプロセスのみを表示
-C:指定したコマンドのプロセスを表示
-N:他のオプションに追加して,そのオプションに当てはまるプロセス以外を表示
kill ジョブにシグナルを送信(ジョブの終了)
-シグナル番号 ジョブ番号
シグナル番号9が強制終了
killall プロセスを名前で指定しシグナルを送信