日吉ITCの環境下におけるSoftEtherの利用について.
現在の日吉ITCの情報コンセントおよび無線LANの問題点
日吉ITCでは,日吉キャンパス内に情報コンセントおよび無線LANのアクセスポイントを用意しています
(以後これらをまとめて日吉LAN環境と呼ぶことにします).
これらの日吉LAN環境を利用するためには,有線・無線LANが使用できるノートパソコン,日吉ITCのアカウント,
認証用ソフト(SSH が利用できる環境)が必要です.
しかし,この日吉LAN環境を使用した場合,
情報コンセントおよび無線LANの接続方法についてに
あるようなネットワークサービスに制限がかけられています.
そのため,FTP等,各種プロトコルを利用した自由な通信を行うことが出来ないという問題点があります.
(日吉LAN環境から外部への通信は割と可能.例えばWindowsリモートデスクトップなど)
SoftEtherを使用したインターネットへのアクセス
SoftEtherを使用して,日吉LAN環境の制限を通過して,インターネット側のホストに自由にアクセスすることができます.
ここでは,
こちらを参考(一部抜粋)に,
日吉LAN環境での簡単なSoftEtherの利用法を紹介します.
有線・無線LANが使用でき,認証用ソフトがインストールされたWindows2000/XPのノートパソコン,および日吉ITCのアカウントがあれば,
誰でもこの方法が使用できます.
※ 以下で紹介する方法はSoftEtherの使用方法を簡潔に紹介したものです.
SoftEtherについての詳しい情報を
公式サイトで
よくお読みいただくことを推奨いたします.
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SoftEtherをhttp://www.softether.com/jp/ からダウンロードし,インストールします.
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インストールが完了したら,一旦再起動します.
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ノートパソコンを日吉LAN環境に接続します.
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「SoftEther 接続マネージャ」を起動し,「SoftEther.com Sample HUB」のアイコンをダブルクリックするか,右クリックして「接続」をクリックします.SoftEther 仮想 LAN への接続が完了します.
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仮想 LAN への接続が完了すれば,あとは自由にインターネットを利用できます.
これまで簡単に利用できなかったプロトコルも,何もしなくてもそのまま利用できます.
一度接続が完了したら,切断するまでの間は「SoftEther 接続マネージャ」は閉じておいても構いません.
上記の方法では,現在実験目的で公開されている「SoftEther 実験用匿名仮想 HUB」を利用しています.
自宅や研究室などにグローバルIPアドレスやダイナミックDNSでインターネットにつながっているPCを持っている人は,
自分で仮想HUBを設置して使用することもできます.
詳しい方法は,http://www.softether.com/jp/manual/ を参考にするとよいでしょう.
補足
日吉LAN環境に接続し,SoftEther 仮想 LAN への接続してしばらくすると,
日吉LAN環境に接続するためのターミナルソフトがエラーを起こすことがあります.
接続先のIPアドレス等の問題かと思われますが,ターミナルソフトがエラーを起こしても,
実際はきちんと繋がっているようです.